カテゴリ:オールド・ズームレンズの逆襲( 15 )



コニカとトキナーの関係  Rev 0

最近、1980年代前半のカメラ総合カタログを熟読しています。(笑

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 特に、シグマ、タムロン、トキナーなどの当時の商品を見ていると、当時のメーカーレンズの特徴などのおもしろい事が分かってきます。

 たとえば1984年 カメラ総合カタログのトキナーの商品欄に28~135mm f4-4.6(AT-X235)という商品が載っています。

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 あれー同じレンズがコニカにも出ていたなと思い、見てみたらスペックが全く同じです。それで調査したらこのレンズはコニカが設計して、トキナーに作ってもらったレンズだと判明しました。
28~135mm f4-4.6 レンズスペック
Hexanon(1983) Tokina
構成枚数     12群18枚     同じ
フィルター径   67mm     同じ 
最短撮影距離    0.5m     同じ
ズーム方式     直進式     同じ      重量        800g      同じ
 価格     114000円     98000円   


 まずHexanonが出て後からトキナーVerが出たようです。トキナーVerはコニカマウントが販売されていません。他のレンズはすべてコニカマウント仕様が出ていました。多分、コニカ側からコニカマウントは、出さないでくれと申し入れがあったのでは思います。同じレンズなら安いのを買いますからね。
 このレンズの実力は、トキナーAT-Xのブランドですので、描写性能は高水準レベルかと思います。
 他にもHexanon Zoomレンズの中にはTokina製と思われる物が数点有ります。このあたりは調査中です。現在2本程確認中。

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 しかし、このレンズの価格ですがHexanonとTokinaとでは16000円の差があります。これがブランド代という事なのか?

 それと当時の10万円レンズはあまり売れなかったと思われます。ヤフオクを見るとTokina Verがちらほら見かけました。 一応レアレンズかと思いますが、相場は5000円前後かと・・・ やはり需要が無いと安くなりますね。

コニカはARレンズになる前にも、レンズメーカーOEM製品があるらしいので、気長に調べてみます。

*Hexanonおまけ話
 ヤフオクでたまにHexanon SL35とかいう35mmレンズを見かけますが、これもトキナー製です。当時Tokina製品に SL35という35mmレンズが出ています。マウントはKマウント/M42、オリンパス、キャノン、コニカ、ニコン、ミノルタ、ヤシカなどのマウントが出ています。
ですので、一応珍しいレンズですが相場は5000円ぐらいかと思われます。ヤフオクだと20000円程度の値付けになっています。

*後日、訂正する部分がありましたらRev upします。

作例 少し絞るとシャープで諧調も良いですね。 開放でも甘くない写りです。重さがネックだけどこれだけ撮れるので、文句なし。

α7RⅢにて
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by MAXY53 | 2018-06-17 18:05 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

サンレンズの実売価格?

サンレンズの実売価格?
廃業したカメラ屋さんの倉庫から出たデッドストックです。

値札まで入ってました。(笑
定価は48000円ぐらいなので通常は2割引きぐらいで売られていた様です。でも売れなかった様で、75%引きにしたが、それでも売れ残った。

何十年か経って、私が1500円でGET!

(^^;)

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 サンレンズは持ってる総合カタログで確認すると、1967-1984まで製品が有りました。 ソリゴール、オオサワなどにもOEM供給されてますし、とても粗悪な商品を作っていたとは思えません。


by MAXY53 | 2018-06-10 14:50 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)
サン マルチマクロズーム 1974~
1974頃から登場したサンのマルチマクロズームは全5本のシリーズとなった。マルチは多層膜コーティングの意味。
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以下がその5本となる。いずれも接写距離が短くマクロ24は10cmとかなり寄れるレンズとなっている。
1.マクロ24  24-40mm f3.5 接写距離10cm
2.マクロ38   38-90mm f3.5 接写距離30cm
3.マクロ60   60-150mm f4 接写距離50cm
4.マクロ70   70-210mm f3.8 接写距離51cm
5.マクロ80   80-240mm f4 接写距離60cm
写真は左から1、2,3,4,5となる。
最初に3、5が販売され、続いて2そして1と4が登場した。
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この中でマクロ24が発表されたのは1976年のフォトキナでした。24mmからのズームはこれが全メーカー初という事で、度肝を抜いたレンズです。
1976年当時で24-40mm f3.5なので十分に大口径ですね。フィルター径は72mmもあって550gと威風堂々の出で立ちです。
おもしろいのは、ワンタッチでマクロ仕様になる事。 接写距離 10cm程で撮影出来ます。前面の名前にマルチコートは赤字、マクロは黄色で表示されていてなかなかの面構えです。(マクロ70も同じ色で表示されている。)

その他のレンズのマクロ機構の切り替えは、すべて違う切り替え方式となっていて、非常に設計に苦労された後がうかがえます。
このシリーズは価格も54000~68000円と比較的お高いレンズで開放値一定の高級レンズシリーズとなっている。
市場に出てくるのは2が最も多く、その次に3
1,4,5はレアレンズの部類となる。

その中でもマクロ70は数が少なくほとんど見かけません。

ズームは唯一の直進式で重さも870gもあって取り回しに苦労しそうだが、使い勝手は悪くなく手持ち撮影でもまずまずのバランスの良さがある。

マクロ切り替えもワンタッチで切り替えられる。

以上簡単な紹介ですが、どのレンズもガラスがたっぷり詰まったレンズでその重さが、コストダウンとは無縁のものを感じます。

by MAXY53 | 2018-06-03 15:53 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)


sun マクロ70   70-210mm f3.8の描写力
1976年頃発売されたマクロ5兄弟の中の1本
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このシリーズは価格も54000~68000円と比較的お高いレンズで開放値一定の高級レンズシリーズとなっている。

以下
1.マクロ24  24-40mm f3.5 接写距離10cm
2.マクロ38   38-90mm f3.5 接写距離30cm
3.マクロ60   60-150mm f4 接写距離50cm
4.マクロ70   70-210mm f3.8 接写距離51cm
5.マクロ80   80-240mm f4 接写距離60cm

1と2はすでに紹介済み
今回はNo4のマクロズーム70-210mm f3.8です。

市場に出てくるのは2が最も多く、その次に3
1,4,5はレアレンズの部類となる。

その中でも4は数が少なくほとんど見かけません。

ズームは直進式で重さも870gもあって取り回しに苦労しそうだが、使い勝手は悪くなく手持ち撮影でもまずまずのバランスの良さがある。

マクロ切り替えもワンタッチで切り替えられる。

開放だと柔らかく輪郭にやや滲みが出る傾向があった。四隅もグルグルと流れ傾向も見られる。

絞ると幾分引き締まる傾向有るが、ガチガチにはならずまさにオールドズームの描写とも言える。

開放だとポートレートなどにも向くと思われる。

サンのレンズは安かろう、悪かろうのイメージがあると思われているが、それは廉価版のズームの話だ。

一方で高級タイプのシリーズも出ていたのだが、生産期間が短く残っている玉も少ないため、印象に残っていないのだろう。

これらのマクロシリーズのマクロ機構は、レンズ毎に全く違う仕組みとなっている。サンの技術者の面目躍如と言ったところか



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by MAXY53 | 2018-05-31 20:31 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

sun 24-40mm f3.5の描写力


 作例 α7RⅢ+LM-EA7

 sun 24-40mm f3.5

 逆光だとゴーストがすぐ出ます。 これはオールドズームでは仕方の無い部分ですが、順光だと何の問題も無いくらいよく写ります。


 マクロ描写も大変便利です。

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by MAXY53 | 2018-05-30 20:54 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

このレンズが発表されたのは1976年のフォトキナでした。24mmからのズームはこれが全メーカー初という事で、度肝を抜いたレンズです。
1976年当時で24-40mm f3.5なので十分に大口径ですね。フィルター径は72mmもあって550gと威風堂々の出で立ちです・

おもしろいのは、ワンタッチでマクロ仕様になる事。 接写距離 10cm程で撮影出来ます。前面の名前にマルチコートは赤字、マクロは黄色で表示されていてなかなかの面構えです。

当然逆光だとゴーストも出ますが少し絞れば十分実用レベルです。何よりマクロ撮影が癖になる楽しさです。

当時の定価は64800円と高級レンズでした。
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作例は後日

by MAXY53 | 2018-05-25 19:41 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)


 シグマ ズームカッパーⅢ 75-210mm f3.5-4.5 の賞賛
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このレンズが発売された1985年はミノルタα7000が登場した時期であるが、MFながらその後も販売され1987年の雑誌には出ていたので、そこそこ売れたのではと思っている。

それとこのレンズはCAPAレンズ大賞の第1回受賞レンズでもあります。(51本中)

選定理由
1.
75ミリにしたときの長さが13cmと短くしかも、全体が細い。手のひらにすっぽりと収まるコンパクトさを評価したい。それと75mm側の明るさがf3.5というのは賞賛すべき。
2.画質について75mm開放では中心はかなりシャープ。しかもそのシャープさが周辺まで広がっている。開放の画質としては文句なし。絞りf5.6だとコントラストが良くなる。中心より周辺の方の画質が向上している。210mm側の中心部は整っており像の流れの無い画質。
3.全紙に伸ばしても十分な画質と31500円(当時の価格)というのは安い。

使ってみると軽くてコンパクトで重さも気にならないレベルである。

マクロも210mm側で1mとかなり(1:3.3)でかなり寄れます。

この頃のシグマにはなぜかギリシャ文字の名前が使われています。どういう基準で付けられたのかはちょっと不明です。
作例 α7RⅢ+LM-EA7+シグマレンズ
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さらに、このレンズにはシグマ独自のギミック?が有った!? 続く・・・


by MAXY53 | 2018-05-15 21:46 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

シグマ・ズームガンマⅡ21~35mm f3.5-4.2 こちらはややカリっとした仕上がりになります。


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by MAXY53 | 2018-05-13 10:47 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

このズームは1979年に登場し、世界最初に広角域を21mmに広げた衝撃的ズームレンズである。今回は1985年にタイプⅡとなったレンズの紹介になります。
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作例 α7RⅢ+LM-EA7+レンズ

基本的にコントラストが高くカリカリとした描写になる。
周辺光量もタップリ。立派なフードが付いているが逆光だと派手なリングゴーストが出ます。これは欠点と言うよりはむしろ個性です。(笑

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順光だと問題なし。


by MAXY53 | 2018-05-06 18:22 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)


何だか最近はコンパクト・ズームという言葉を聞かないような気がします。

高画質タイプは重く、大きくが合言葉みたくなってますが、コンパクト・ズームは現代でも十分に商品価値はあるかなと思ってます。

今回はトキナーのSZ-X270 28-70mmf3.5-4.5になります。(1985年発売)トキナーと言えばAT-Xがブランドですが、これは、ADVANCED TECHNOLOGY-Xの略とトキナーのホームページに説明されてます。
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しかしながらXの意味が書いてありませんね。これはエックスでは無くてギリシャ数字の10を表します。当初は先進設計のレンズを10本揃えようという意味で付けられたという事です。
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それでSZ-Xですがこれは、スタンダード・ズームの意味です。いわゆる標準のレンズモデルですね。レンズ先端の赤ラインがちょっと高級感を漂わせます。

それとこのレンズにはSDが使われています。メーカー説明ではカタログ中のSDマークが付いたレンズには、2次スペクトル(残存色収差)を抑える 非常に低分散の高い硝材、Super-Low Dispersion(超低分散)ガラスを採用しています。 色収差を十分に補正し画面全域において極めて良好な画質を実現しています。という事です。(レンズ銘板に記載あり)

標準系価格帯のズームながら少し差別化されています。中古ショップで見かけたら迷わずGET!しましょう。(笑

とにかく軽くて撮影が楽です。 肩の力が抜いて撮って下さいと言われている様なレンズです。メーカーではファミリーフォトに最適とのアドバイスが当時有りました。

描写は特に不満の無い写りです。これも隠れた名レンズだと思います。

作例 α7RⅢ+LM-EA7
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追記
実はこのレンズ『1986 CAPAレンズ大賞』受賞しています。これは、その年に発売された69本の中から1本を選び受賞された名誉ある賞です。

選定理由
1.SDガラスを使って仕上げたトキナーにポリシーを感じる。そしてこれだけ小さく出来た事は標準レンズの方向性を示した。画質はタムロンの28-70mmと甲乙付けがたい。
2.70mmで30cmぐらいまで寄れるマクロ機構が便利。
3.操作性が抜群。ピントリングと回転式ズームリングが滑らかに回る。ゴムのローレットは、滑りにくく回しやすい。



by MAXY53 | 2018-05-02 10:24 | オールド・ズームレンズの逆襲 | Comments(0)

いらっしゃいませ 美味しいレンズをどうぞ!


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