Hexanon 57mm f1.2 前期or後期?
このモデルの登場は1970頃~となる。 当時価格で34500円となっている。
最終型は1985年頃までの製造の様です。世代毎に分類すると大まかには次の様になります。
第1世代:金属製距離環、シルバー絞り環、EE表記、酸化トリウム含有
第2世代:金属製距離環、ブラック鏡胴、EE表記、酸化トリウム含有
第3世代:距離環ラバー製ローレット、オールブラック鏡胴、EE表記
第4世代:距離環ラバー製ローレット、オールブラック鏡胴、AE表記
第1世代と第4世代
但し第1世代でも距離リングがm表示feet表示mとfeetが混在のものがある。
feet表示は輸出向けと思う。
それと前面の銘板が旧書体と新書体のものが有ります。初期は旧書体の文字が大きな物、新書体は文字が小さくなります。 こちらが旧書体
新書体
1~2世代と3~4世代で一番違うのは所謂トリウムレンズが使われている事があります。
この辺で描写の差があるのかも知れませんが、厳密にテストはやってませんので現在の所、不明です。
一応、比較写真だけ載せておきます。重さは後期型の方が微妙に重くなってます。
開放絞り 最短距離撮影(α7RⅢ)
前期型 重量 464g
後期型 重量 467g
62mmの大口径は迫力十分で何本でも欲しくなりますね。(笑